所信表明

就任所信表明

 日に日に暖かさが増し、春の訪れを心地よしと感じる今日この頃を迎え、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。また、日頃より当法人をご愛顧いただき厚く御礼申し上げます。

 和光市と新座市、練馬区の境目にある桜並木スポットが私の通勤ルート。通るたびにサーフィンのチューブ(波の筒)に包まれている感覚を感じ「なにげない今が、もっとも幸せだ」なんて感じています。

 

 私は15歳のある日のこと。急に身体全身がつり、15分に1回トイレに向かうことに。そんなスポーツ推薦で特別選抜クラスに入学した高校の春合宿。そこから怒涛の闘病生活が始まり、一生懸命に「いま」を生き抜こうとしていたのかなと思い返すこの季節(春)。

 皆、身体が一回りも大きくなるなか、私は激的に痩せていきました。それは、身長172センチ、68キロの筋肉質体系から体重はあっと言う間の42キロまで。。。

 父の「膀胱炎だな」なんて話から病院へ向かうと「すぐに、今、入院です」と緊急入院。わけも分からず処置室で「一生直らない、でもこの注射を打っていれば普通の人と同じようになれるから」そんなビックリできごとにも思春期の少年は「はい」の二つ返事。そして、はじめて自分で注射を打ったことを昨日のように感じます。

 プロ、五輪の夢が一瞬で奪われた感覚でした。勉強が苦手であった私にとって未来(SPORTS)を奪われた感覚は、絶望のなにものでもなく思えました。

 

 そんな「若年性糖尿病(1型糖尿病)」や同じように苦しい状況にある方の「夢」や「希望」になりたいと子どもに携わる仕事を志し「保育士」になりました。

 

 そして、4月1日の今日。弊社、「マゴコロを培い育てる教室〔環境)」のNAKED HEART SPORTSの理事長に就任いたしました。

 

 笑い、涙し、仲間や家族という沢山の結(つながり)を感じながら、沢山愛し、愛されるスポーツ福祉事業を情熱をもち、日本、世界に発信する現場にしてまいります。

 

 

「別れあれば、出会いあり。いつでもあなたの道はあなたが決めて切り開くんだ。こわくなっても大丈夫、いつでも頼ってきておいで」

 

 笑顔と情熱の名の下に



2016年4月1日

理事長 米橋結太